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コーポレート・ガバナンス (Corporate Governance)

企業統治とも呼ばれる。企業経営のチェック体制を明確にし、経営者の独断による暴走をけん制し、株主や従業員といったステークホルダーの利害調整をするためのメカニズム。企業の不正行為の防止と競争力・収益力の向上を総合的にとらえ、長期的な企業価値の増大に向けた企業経営の仕組みをいう。コーポレート・ガバナンスの目的は、①企業の不祥事を防ぐこと、②企業の収益力を強化すること、である。そのために、様々な法制度、組織内の制度、またインフォーマルな慣習が設けられている。これを大きく分けると、トップ・マネジメントを通じて行われる組織型コーポレート・ガバナンス、証券市場を通じて行われる市場型コーポレート・ガバナンス、そして経営者に対し経済的インセンティブを付与する方法などがある。