アフリカ企業M&A

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2014.11.27
南アフリカの家具製造・小売最大手のスタインホフ・インターナショナルが、アフリカの小売最大手ペプコーを買収することで合意したと発表した。金額は現金と株式交換により約92%の株式を57億ドルで取得、アフリカでは最大規模の買収案件となる。

スタインホフは利益の大半を欧州で生み出しており、ペプコーは低価格の衣料品が主力で、アフリカを中心にオーストラリアやポーランドを含む16カ国で3700店以上を展開している。今回の買収により、急拡大するアフリカ市場で顧客を獲得する。

一方、日本企業のクロスボーダーM&Aのターゲットは、まだまだインド止まりで、2013年の日本企業によるアフリカ企業のM&Aは5件しかない。ただ、中国、東南アジア、インドの次は間違いなくアフリカ・中近東をターゲットにしていくと思われる。

弊社が、関与したケースでは、インド企業を買収したらもれなくアフリカマーケット(顧客)も付いてきたという案件がある。インド企業では既にアフリカに顧客や製造拠点を持っている場合が多く、インド企業を買収することにより、間接的にアフリカ進出の橋頭保も築けたという企業もある。

中国企業も積極的にインフラや鉱物資源の開発案件などで一歩先にアフリカに進出しており、日本企業のアフリカM&Aでの戦いはこれから本格化するだろう。

(2014年11月26日付 英フィナンシャル・タイムズ紙の記事を一部引用)