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RIZAPグループ、ジーンズメイトに対するTOB開始及び第三者割当増資を引受け

2017年1月17日
美容・健康関連の通販、減量ジム「RIZAP」の運営などを行うグループの持株会社であるRIZAPグループ【2928】は、
カジュアルウェア中心のアパレルチェーンであるジーンズメイト【7448】の普通株式を、
公開買付けにより取得すると発表した。

ジーンズメイトはこの公開買付けに賛同の意を表明している。
また、この公開買付けの成立を条件として、
ジーンズメイトが実施する第三者割当増資の全てを引受けジーンズメイトの親会社となること、
ジーンズメイトと資本業務提携契約を締結することも、併せて発表した。
なお、公開買付けの買付価格は1748百万円の見込みで、第三者割当増資によるジーンズメイトの調達金額は645百万円。

RIZAPグループは、その業容を当初の健康食品事業から、
美容関連事業を含む業容へと拡大するとともに、他社とのアライアンスを含めた事業展開の可能性を模索してきた。
平成24年4月にマタニティウェアの製造販売を行うエンジェリーベの子会社化を皮切りにアパレル事業へ進出、
その後、アパレル関連企業数社を子会社化するなどアパレル事業拡大に力を入れている。
さらに、デザイン雑貨の販売を手掛けるイデアインターナショナル、
インテリア雑貨を手掛けるパスポートを子会社化する等、
アパレルとの親和性が高い住関連ライフスタイル事業にも進出している。

一方、ジーンズメイトは、ジーンズを中心としたカジュアルウェア等の販売を行う「JEANS MATE」を中心に、
低価格の衣料品や雑貨・アクセサリー類を展開するアウトレット業態の「ワケあり本舗」、
30~40代男性向けプライベート・ブランドの「Blue Standard」直営店等を、
駅周辺や繁華街等の集客力のある商業集積地のビルやショッピングセンター内に展開、
平成28年11月現在、全国で94店舗を運営している。
しかし、同社の業績は平成22年2月期以降、現在に至るまで、
平成27年2月期を除き継続的に営業損失を計上するなど厳しい経営状況が続いており、
継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しているという。

RIZAPグループは広告展開で豊富な経験やノウハウを有しており、
ジーンズメイトの将来的な成長のためには、RIZAPのマーケティングノウハウを最大限活用した積極的な広告宣伝により、
ジーンズメイトの顧客基盤を拡大していくことが必要であると判断。
また、RIZAPグループには、ジーンズメイトと非常に近いアパレル・雑貨を扱う事業会社が多数存在していることから、
人材やノウハウの交流により、店舗開発、商品・サービス開発、人材教育・育成等、共同で取り組むことも可能であり、
双方にとって新しく、かつ、より強固な事業展開ができるものと考え、
RIZAPグループによるジーンズメイトのグループ化を含む資本業務提携を実施する。

連結子会社化に向けた具体的な方法としては、第三者割当増資を実施し、
ジーンズメイトが資金調達をすることにより、同社の財務基盤を強化しつつ、
ジーンズメイトがRIZAPグループの連結子会社となった後に取り組むことを予定しているブランドの再構築、
商品企画・開発力の強化、販売チャネル・営業力の強化、
並びに業務プロセス及びシステムの再編・強化に係る資金需要を満たすことが可能となり、
ジーンズメイトの収益拡大、ひいては企業価値の向上に資することから、
公開買付けのみならず、同時に第三者割当増資を実施するもの。

この公開買付けは、ジーンズメイト株式 の上場廃止を企図するものではないが、
この公開買付けにおいて買付予定数の上限を設定していないため、
公開買付けの結果次第では、同社株式は上場廃止となる可能性がある。

(2017/1/17 M&Aタイムス http://ma-times.jp/47969.html)