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なぜクロスボーダーM&Aなのか?②トリプル・レバレージ効果が期待できるアジア新興国企業の買収

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2015.5.19
日本経済を取り巻く環境は、15~64歳の生産年齢人口が減少するなど、国内市場の縮小傾向を受け、日本企業の海外市場進出意欲は数年前から旺盛で、海外での稼ぎがようやく国全体の経常収支に貢献できるようになりました。2014年度の経常黒字は7兆8100億円となり、4年ぶりに増加しましたが、経常収支の改善には日本企業の海外投資も主な要因の一つになっています。海外子会社からの配当や利子などを合わせた投資収益は19兆2489億円の黒字で、前年比で10.5%増え、比較できる1996年度以降で最も多かったようです(*出所:日経新聞)

海外で稼ぐ動きが堅調になってきましたが、このような日本企業の海外進出、特に海外企業買収のようなマーケット進出形態においては、まとまった資金が必要になるため、昨今の超低金利は、M&Aで海外進出を検討している日本企業にとって、かなりの追い風になっています。

日本の銀行を取り巻く環境といいますと、国内での貸出先の減少と低金利で、経営環境は厳しさを増している中、海外に進出を検討している企業に対して積極的に営業をかけています。多くの企業に内部留保が溜まっていると言われていますが、海外企業の買収に超低金利を活用しない手はありません。

低い金利で海外企業の買収資金を借りて、成長率の高いアジア新興国の企業を買収し、海外子会社からの配当や利益を日本の本社に戻す。また、今は円安ですので、現地通貨ベースの配当や利益を日本に戻す時には円建てベースの換算金額が大きくなりますので、まさにトリプル・レバレージ効果を享受することができ、クロスボーダーM&Aをやるには絶好のタイミングといえます。


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